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眠い

『空の境界(上)』を読んでいたら、止まらなくなってしまい、結局全部読んでしまった。相当眠いけど、面白かったから満足。内容はアニメとほとんど同じなのだが、少し詳しく書かれている部分があるので、アニメでわからなかったと部分とかが理解できて面白い。それにしても、この小説はよく書けていると思う。嫌いな人もいるみたいだけど、俺は、こういう書き方は好きだ。それに、アニメと違って、難しいこといっている部分は、何度でも読み返せるから、すごく楽。アニメも巻き戻して見ればいいんだけど、何度も巻き戻すとなると面倒だしねー。

それにしても、このアニメを見ていると、何が異常だかわからなくなってくるから面白い。ほとんどの登場人物は異常なのだが、ここまで異常な人がわんさか出てきて、非日常な出来事ばかり起こってしまうと、いつの間にか、異常が正常に見えてきてしまう。不思議なもんだ。ブラックラグーンというアニメとかでも日常と非日常が逆転しているんだけど、空の境界とブラックラグーンは微妙に違う。ブラックラグーンでは、正義って何?強さって何?みたいな、ニーチェっぽい世界観を演出しているのに対して、空の境界はむしろ正常と異常の「境界」自体に焦点が当てられているような気がする。

このアニメを見ていると、そもそも日常と非日常の境なんて曖昧なのかもしれないと感じてしまう。そっから、この「空の境界」という題名が出てきたのだろうか?そういえば、今日読んだとこで面白い部分があった。

無駄に無駄を重ねていくと、いつかは何か出来ると思う。
人間は無駄を行う生物なんだ、と橙子の台詞を思い出した。式も今ならそれに同感だった。
この橋と同じだ。或る一つの無駄を愚かと蔑み、或る一つの無駄を芸術と持てはやす。一体、その境は何処にあるというのだろう。
境界は不確かだ。定めるのは自分だというのに、決めるのは外側になっている。なら初めらか境界などない。世界はすべて、空っぽの境界でしきられている。異常と正常を隔てる壁なんて社会にはない。
隔たりを作るのはあくまで私達だ。
私が世間から離れたがるように、
幹也が私を異常とは思わないように。
そして、浅上藤乃が懸命に死に傾斜しているように。
・・・
(空の境界(上)292ページ)



アニメを見てない人が、ここだけ読んでもわからないと思うが、ようするに、異常と正常の違いなんて空っぽの境界なのだということを言いたいらしいってことはわかると思う。いや、異常と正常だけではなく、我々はすべてにおいて恣意的な境界線を引いて世界を分節し、カオス的世界に秩序を与えているのだ。という感じの、構造主義に行っちゃうと思う。まあ、構造主義はちょい古いけど、異常と正常といったら、フーコーだし、フーコーって言えばポスト構造主義だしってことで、構造主義っぽい考えを汲んでいたとしても間違いじゃないのではないだろうか。

まあ、とにかく、こんな感じで、空の境界(上)は面白くて満足だった。それに夕方読んでいた『ゲーム的リアリズムの誕生』もおもしろかったしと、昨日からは読書運が絶好調だ。しかも、夕方、チャットしたら、空の境界のアニメが気に入ったと言ってくれたので、なんか、すごく嬉しい。

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私は、保守主義のコミュニタリアンです。文化相対主義を追求するなら、すべての文化を尊重する保守主義しかないと信じています。ただリベラルと保守はある程度両立する概念だと思っているので、基本的にはリベラルでもあります。なので、自分としては中道右派ぐらいのつもりです。日本が好きです。時々右よりの発言をします。でも危ない人間ではありません。構造主義が好きなのですが、ポストモダンも好きです。あとマルクスも好きです。

専門は考古学です。地理情報システム(GIS)や統計学、空間分析、文化人類学(特に宗教人類学と経済人類学)、社会思想、進化考古学、景観考古学、人文地理学、数理生物、行動生態学などを勉強してきました。CRMや少数民族の文化復興運動についてもいろいろと考えています。最近はサブカルチャー特にオタク文化に興味があります。経済学は大の苦手です。

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