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NHKの番組にむかついた

外国人参政権と外国人住民基本法について、反対意見を、ちょっと書きたいと思いながら、ネットで調べていたら、すごい番組を見つけてしまった。NHKのジェネレーションYとかいう番組だ。




なんかね、相変わらずだよねー。というか、ある意味、非常に日本的な番組だなって思った。どこが日本的かというと、外国からの目を気にしすぎているところが日本的だと思う。というか外部の視線だけが、すべて正しいと思いこんでいる部分が痛い。他の国では、あまりこういうノリの番組は受けないと思う。すべて自分の方に非があると思い込んでしまう国民性でないと、こういう番組って成り立たないと思うから。。。。。

だいたい日本に住んでいる外国人だからって、みんな頭がいいわけじゃないじゃん。英語がしゃべれても頭がいいわけじゃないのと同じだ。外国に住んでいたら異文化理解が深まるという論法があるかもしれないけど、それが正しいとしたら、日本人留学生は、みんな異文化理解に精通しているということになるじゃん。でも、実際はそんな甘いもんじゃないんだよね。日本人留学生を見ていてもわかるように、異文化交流に関してのことって、留学生によって、意見はまちまちだと思う。もちろん、カルチャーショックを受けたりするから、留学生の方が異文化というものを考える機会が多いってのはある。だから、他の国に住んでいたら、異文化理解できる可能性がほんの少し高くなるってのはあるだろうけど、そのぐらいだと思う。他の国に数年間住んだら、異文化交流の本を一冊読んだくらいの経験は出来るってことであって、よっぽど意識的に文化とかを考えていないと、それ以上になることは稀じゃないかなって思う。逆に言えば、日本にいたって異文化理解の本でも読んでりゃ、留学生と同等の経験が出来るんだと思ってる。だから外国に住んでいた日本人留学生とか、日本に住んでいる外国人の人だけが、とりわけ特別な人たちじゃないってのを俺はまず言いたい。

でも、番組を盛り上げるために、やっぱりどうしても異文化経験者を出したいというのなら、在日外国人を出して片言の日本語で討論させるよりも、外国で暮らした経験のある日本人を集めて討論させたほうが、もう少しましな議論が出来ると思う。外国の人はやっぱり日本語で表現する時点でハンデがあるからねー。しかも彼らは異文化理解とか、今回の外国人参政権の議論だったら政治とかを研究しているとかじゃないでしょ。ほとんど知識の無い人たちが集まって井戸端会議してるだけじゃん。これじゃ、アメリカの英語学校(大学とか大学院じゃなくて)のディスカッション・クラスのレベルだと思う。そんな英語学校のディスカッション・クラスとかをありがたがって覗きにくるアメリカ人とかはもちろんいないわけだけど、その程度のディスカッションをテレビで流しているなんて、ちょっと不思議になってしまうわけだ。。。。。NHK的には、日本人留学生じゃ異国情緒を出せないから、日本在住の外国人を使いたいのかもしれないけど。こういう議論もどきには意味が無いってのに気がついて欲しい。

というか、NHKだけではなくて、こういう番組は昔からあった。俺が思い出すのは『ここが変だよ日本人』という番組なんだけど、その番組も結構人気が出ていたと思う。俺も当時はその番組を楽しんでいたんだけど、アメリカで人類学とかを勉強して、今、その頃を思いかえすと「そんな番組作っている、おまえが変だよ日本人」って思っちゃうかな。まあ、そういうことで外国人を特権的に扱ってアイドル化して、国際化していると思い込んでいる日本のテレビって相変わらず民度が低い気がする。ちなみに日本映画で『みんなの家』という映画があるんだけど、その映画の最後で、ばか騒ぎしているテレビ局の人たちが、ここら辺の頭の悪さを端的に表しているように思う。『みんなの家』って、家を作るという映画なんだけど、俺の解釈では「家」は「国家」のメタファーになっていて、実は「日本」を作ろうって映画だと思うんだよね。日本という「家」をつくるということに奔走する右派(大工)と左派(建築士)が最後に理解しあうんだけど、映画の一番最後のシーンで家が出来たときに、バラエティー番組のディレクターがサンバを踊っている南米系の女の人たちとどんちゃん騒ぎしているシーンがあって、それを見ていると、まあテレビ局の異文化交流などというのは、その程度の低俗なレベルでしかないんじゃないかなって思ってしまったわけよ。というか『みんなの家』では、主人公がテレビ局の放送作家という設定にも、重要な意味があって、テレビ局の役割とか現在の問題点を暗に示しているのではないかと思ってしまう。そういうことで、興味のある人は『みんなの家』を見てください。

で、話を戻すんだけど、異文化交流とか国際化ってのを表現するために日本在住の外国人をテレビに出すという安直な方法論にも問題があるし、それ以前に、このような素人外国人の感情論だけで、外国人参政権という日本の大問題を賛成に誘導しようとするNHKのスタンスにも怒りを覚えるんだけど、まあ外国人参政権に関しては今回は置いておく。それよりも、この番組で一番許せないのは、人間性を疑うような番組作りがなされていることだ。それは思想的に右とか左とか、外国人参政権に賛成とか反対などという次元の話ではない。それ以前に人間としてどうなのよってことだ。俺がなにを怒っているかというと、ユーチューブで番組を見てもらえればわかると思うのだが、ラオスのラーさんに対する非礼である。外国人参政権に一人で反対を唱えるラオスのラーさんが意見を述べるたびに、せせら笑いが起きるという部分だ。一生懸命日本語で話しているラーさんに失礼だということを感じないのだろうか?見ているこっちの方が気分が悪くなってきた。しかも俺からみたらラーさんが一番しっかりした意見を述べているのである。このような少数派の意見を握りつぶしてしまうような番組を垂れ流して恥ずかしくないのだろうか?これは文化の違いとかの問題ではもちろんない。アメリカの英語学校とかでも、このようなディベートをするのだが、どこの国の人もちゃんと真剣に相手の意見を聞こうとするし、そうしなければ聞かないほうの人の人間性が疑われる。俺は、この番組を見て、ここにいる日本人も外国人もラーさんを笑っているすべての人間たちの人間性を疑ってしまうし、そのようなリンチまがいのいじめをしている人たちが自分たちの権利をどうのこうの、日本がどうのこうのなどと言っても説得力はまったく無い。さらに、一番許せないのは、ラーさんを助けようとしない司会の女と日本人の男(お笑い芸人らしいが)だ。日本語が不自由な人が一生懸命話しているのに、その人を助けようとしない。本来は中立を保って議論を進めていくのが司会の役目なのだが、まあ、こんな馬鹿っぽい人に、そこまでは求めない。ただ、自分と意見が違っても日本語で言い換えてあげるということはするべきなのに、他の人と一緒にへらへら笑っているとは何事だろうか?日本人として、この司会者や番組制作スタッフには怒りすら覚える。国際化や異文化共生を深めたいのなら、参政権などを論じる前に、まず外国の人たちと、どのようにコミュニケートするべきかということを学んで欲しいし、そのような番組を作るべきであろう。まったく日本の恥だと思う。


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私は、保守主義のコミュニタリアンです。文化相対主義を追求するなら、すべての文化を尊重する保守主義しかないと信じています。ただリベラルと保守はある程度両立する概念だと思っているので、基本的にはリベラルでもあります。なので、自分としては中道右派ぐらいのつもりです。日本が好きです。時々右よりの発言をします。でも危ない人間ではありません。構造主義が好きなのですが、ポストモダンも好きです。あとマルクスも好きです。

専門は考古学です。地理情報システム(GIS)や統計学、空間分析、文化人類学(特に宗教人類学と経済人類学)、社会思想、進化考古学、景観考古学、人文地理学、数理生物、行動生態学などを勉強してきました。CRMや少数民族の文化復興運動についてもいろいろと考えています。最近はサブカルチャー特にオタク文化に興味があります。経済学は大の苦手です。

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