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BLOGOS

LivedoorニュースのBLOGOSがスタートした。

このサイトのコンセプトは
「ちまたの旬な話題から、日本の未来像を問うテーマまで。いま読んでおきたいネット発のコラムを、『livedoor ニュース』が厳選ピックアップ。」
「BLOGOS」は、"情報発信・議論のきっかけ"となりうる良質な時事分析、オピニオンを含むブログを整理・紹介するサイトです。」
となってる。

登録は自薦他薦を問わず、
「登録ブロガーは、プロ・アマ、個人・法人を問いません。「政治」「経済」「社会」や、「スポーツ」「エンタメ」等、幅広いテーマ性を網羅していきたいと考えています。独自のオピニオンなど、有用な情報を歓迎します。」
とある。

スポーツやエンタメまで網羅していくらしいので、情報全般を扱うのだろう。ネットが日常になっている人にとって、この企画は、なかなか興味深いのではないだろうか。ネット上では情報は玉石混交と言われているし、誰もがそう感じている。何か調べ物をしたいとき、面白い記事を読んだとき、その情報がどの程度のものなのかを知りたいと思う。しかし、まったく新しい情報に出会ったとき、その情報を評価することは困難である。その時に、信頼できる情報発信サイトはないのだろうか?と誰もが一度は思ったと思う。その意味で、このサイトは画期的な企画だ。

もちろん選考方法が若干はっきりしていないという面はある。また香ばしい香りのする政治家の皆さんの日記なるものが多く登録されているようで、プロパガンダの垂れ流し状態になってしまうのではないかという危惧もある。有名人のブログはこのようなサイトに登録されなくても、興味のある人は直接見に行けるわけで、わざわざ、このようなサイトで他の無名のブロガー記事を押しのけてトップに躍り出てくる必要がないのではないかと思うのだが。。。

もう一つ心配なのはネットが制度化してしまうことである。別に左翼的発想で制度が嫌いだというつもりはない。私は保守主義として権威や制度も必要だと考える。そもそも、すべての思考を一から組み立てた人はいないわけで、多かれ少なかれ制度化された知をもとに思考してきた。それは左翼系研究者も同じであろう。さっきも言ったとおり、ネット上においても情報の価値の評価というものを他者に依存しなければならない場合もあるわけで、その評価を権威あるものに委ねる制度というものは、ある意味、必要なことだと思う。学問が制度化したのにも必然性があったわけだ。だから制度化が大きな問題であるとは思わない。しかしネットの魅力の一面が損なわれてしまうのも確かであろう。制度化はしばしば硬直性をもたらす。一時期、流行った匿名性の議論にも拘わってくるが、匿名で書かれた記事よりも署名記事のほうが責任を負っている分、価値があるという議論には賛成しかねる。署名記事は、ある意味、権威をかさにかけているし、また制度化された建前だけの議論を展開する可能性もある。では、情報の正確さという点において匿名情報は劣るのであろうか?

匿名情報の宝庫としては、2チャンネルがよく知られている。トピックにもよるのだが、学問や批評系などは、2ちゃんにおいても情報が結構しっかりしている。誤った情報や、偏った情報には非難や異論が噴出し、その情報が信ずるに値するかどうかを再考する機会を与えてきた。同様にウィキペディアにおいても、ある程度しっかりした情報が提示されている。2ちゃんやウィキの背後にある共通の考えは、情報を不特定多数の人と共有すれば、ある特定のグループや個人に利する情報は排除され、また誤った情報は徐々に改善され、中立の情報、真実の情報に近くなるという楽観論ではないかと思う。確かに大衆が何かを信じてしまったとき、それを排除することは困難になるため、不特定多数の情報が常に正しいというわけではない。つまりデマや扇動を排除しづらいという側面を持っているわけである。それでも新しい可能性を秘めているのも確かであろう。そして、ブログにおいてもコメント欄が同様の役割を担っており、様々な人の意見を見ることによって、ブログの情報を評価できるようになる。

このように考えてくると、情報を管理する制度というものは、力を弱めていくかもしれない。むしろ、制度化の弊害のほうが問題になってくる可能性が高い。例えば、スポンサーに配慮するマスコミ報道などはそのいい例であろう。また中立性を保っているとして、ほとんど疑わずに毎日使っている検索エンジンですら、もし仮に、検索結果を意図的に改ざんしていたとしたら、我々は偏った情報のみを見ることになってしまう。ネット上の情報はいともたやすく操作される可能性があるのである。では、我々はどのように対処したらいいのか。それは制度に100パーセント依存するのではなく、自分で評価する能力ということになる。

BLOGOSは画期的なサイトである。このようなサイトを誰もが求めていた。効率的に情報を収集するという点において、その存在意義を否定するつもりはない。しかし情報は与えられるものではなく、自分で探し、自分で評価するものである。この部分を見誤ると、制度化された情報を盲信するマスが誕生してしまうであろう。情報過多のネット時代、情報は効率的に集められるべきである。検索エンジンしかり、BLOGOSしかり。しかし最終的に情報を評価する主体は我々であるということには自覚的であるべきだと考える。

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右よりの内容ですが、もう一つブログを書いています。右よりの話でも大丈夫な人や日本が好きな人はいちど覗いてみてください。
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私は、保守主義のコミュニタリアンです。文化相対主義を追求するなら、すべての文化を尊重する保守主義しかないと信じています。ただリベラルと保守はある程度両立する概念だと思っているので、基本的にはリベラルでもあります。なので、自分としては中道右派ぐらいのつもりです。日本が好きです。時々右よりの発言をします。でも危ない人間ではありません。構造主義が好きなのですが、ポストモダンも好きです。あとマルクスも好きです。

専門は考古学です。地理情報システム(GIS)や統計学、空間分析、文化人類学(特に宗教人類学と経済人類学)、社会思想、進化考古学、景観考古学、人文地理学、数理生物、行動生態学などを勉強してきました。CRMや少数民族の文化復興運動についてもいろいろと考えています。最近はサブカルチャー特にオタク文化に興味があります。経済学は大の苦手です。

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