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メンズノンノにONE PIECEって・・・

今日、コンビニ行ったら、メンズノンノが目に入った。確かに俺も昔はすこしだけ人並みに色気づいていた時期もあった。ただ人生のほとんどの時間は、おしゃれとは無縁な生活をしてきた俺としては、通常なら、メンズノンノって、まだあったんだぐらいの感想しか持たなかっただろう。つまり俺とは関係のない世界の話だったはずだ。しかし今回は違った。。。というか驚いた。なぜなら、表紙が漫画のキャラクターの絵だったからだ。俺は、この漫画を読んだことはないのだが、このキャラクターの顔は知ってる。ジャンプの人気漫画「ONE PIECE」だ。

MEN'S NON・NO (メンズ ノンノ) 2010年 01月号 [雑誌]MEN'S NON・NO (メンズ ノンノ) 2010年 01月号 [雑誌]
(2009/12/10)
不明

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2チャンネルとかを見てみると、このキャラクターが表紙を飾った理由は、劇場版アニメの宣伝ではないかということだ。まあ、そういう見方もあるのだろう。しかし、ここではファッション雑誌とアニメの接近について考えてみたい。なぜなら、劇場版アニメの宣伝が主目的だったからと言って、普通は、このアニメとは直接関係のないファッション雑誌に宣伝するとは思えないからだ。もっと宣伝効果の高い媒体を選ぶだろうし、ワンピースのファンが好みそうな場所を選ぶだろう。つまり、劇場版アニメの宣伝をしたかったという企業の論理は確かに働いていたとしても、それでもなお疑問なのは、なぜファッション雑誌を選んだかということである。そしてファッション雑誌の表紙に漫画のキャラクターを登場させようという発想自体が、極めて日本的なのではないかと思うわけだ。まあ、そういいながらも、実は、最近、キャラクター萌えとかに興味があったから、こうやってどうでもいいことを書いているわけだけど。その辺は軽く流して欲しい。

で、ちょっと前に書いたように、俺はもともとアメリカと日本ではアニメキャラクターの取り扱われ方が違うと考えていた。キャラクターに感情移入できないというのは東浩紀も彼のウェブページ『存在論的、広告的、キャラクター的』で言ってることだ。

だが、おととい知ったことなのだが、実は、大塚英志が『定本物語消費論』の中で若干違う考えを述べていた。大塚によると、アニメのキャラクターをアイドルとして扱うという視点はアメリカが先だったという。それがアニメのキャラクター「ベティ・ブープ」である。ベティさんのアニメのタイトルの上に「BETTY BOOP in」とクレジットされていることから、これらのアニメはベティさんの主演映画とアメリカ人に見なされていたと大塚は考える。つまり虚構のキャラクターを実在するアイドルのように扱う姿勢は日本に限ったことではなく、アメリカでも生じていたということになる。ただ日本とアメリカでは、キャラクターの取り扱われ方に関して、その後の展開が大きく異なることも、大塚は指摘している。

 ベティさんや「ロジャー・ラビット」を見ると、アメリカではアニメのキャラクターをより人間に近づけようと努力していることがわかる。だからこそベティ・ブープは<女優>として遇される。ところが今日の日本では、人間の方がアニメの方に近づいていっているところが興味深い。「ロジャー・ラビット」ではアニメキャラが人間界に侵入したが、光GENJIアニメではアイドルタレントがアニメの世界の住人と化している。(『定本物語消費論』 90-91ページ)


つまりキャラクターに対しては同じように擬人化した日本とアメリカだが、その後の展開が正反対の方向に向かっているようだ。キャラクターに限らず、アメリカでは確かにアニメを実写に近づけようと試みてきたような気がする。豊富なコマ数でキャラクターの動きをいかに自然に見せるかということを目指してきたのだし、その延長線上にCGの発達があるように思える。一方、日本のアニメは、もっとデフォルメされた動きであり、オタク研究家の岡田斗司夫に言わせると、そのようなデフォルメされた動きを楽しむことこそオタク的なアニメ鑑賞法であるらしい。で、話を戻すと、ようするに、大塚は、現実のタレントがアニメの方に近づいていくのが日本的な変化だと考えていたのだが、この80年代の大塚の予想が正しかったことが漫画のキャラクターが表紙を飾ったメンズノンノによって証明されたのかもしれない。

ちなみに、日刊サイゾーによると、メンズノンノに限らず、ファッション業界はアニメの動向を注視しているらしい。
モードがマンガを模倣する! 非現実へと逃避するファッションの行方


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私は、保守主義のコミュニタリアンです。文化相対主義を追求するなら、すべての文化を尊重する保守主義しかないと信じています。ただリベラルと保守はある程度両立する概念だと思っているので、基本的にはリベラルでもあります。なので、自分としては中道右派ぐらいのつもりです。日本が好きです。時々右よりの発言をします。でも危ない人間ではありません。構造主義が好きなのですが、ポストモダンも好きです。あとマルクスも好きです。

専門は考古学です。地理情報システム(GIS)や統計学、空間分析、文化人類学(特に宗教人類学と経済人類学)、社会思想、進化考古学、景観考古学、人文地理学、数理生物、行動生態学などを勉強してきました。CRMや少数民族の文化復興運動についてもいろいろと考えています。最近はサブカルチャー特にオタク文化に興味があります。経済学は大の苦手です。

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