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世論調査

朝日新聞によると外国人参政権に賛成する人が60パーセントもいるらしい。

外国人参政権に賛成60%、反対29% 朝日世論調査

大丈夫か日本?ちょっと心配になってきた。というか、そもそも、これは、ちゃんと調査されているのだろうか?ネットの意見と正反対なのだが。。。まあ、ネットの世論調査も怪しいからなー。でも、マスコミも信用できないからなー。しかも記事を読んでも、どのように調査したか書かれていないし、何人の人に聞いたのかすらわからない。大丈夫か?この新聞。。。しょうがないから、他の記事を見てみた。

(なお、今日というかこのエントリーを書いた次の日に朝日新聞のこの記事を見たら、調査方法について書かれていた。俺もこのエントリーを書くときに何度も確認したと思うので、朝日新聞が後で付け足したと思うのだが、俺の記憶違いだったのかもしれない。どっちかはわからないが、まあ、そういうことなので、現在は調査方法は書かれている)。

世論調査―質問と回答〈1月16、17日実施〉

で、調査方法がわかった。

〈調査方法〉16、17の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかける「朝日RDD」方式で、全国の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は3628件、有効回答は2182人。回答率60%。


なのだそうだ。この「朝日RDD」方式なるものが、どのようなものなのかは、よくわからないが、ようするに無作為抽出していたといいたいのだろう。ランダムサンプリングは統計の基本だからね。そいでも、それが、できたかどうかは別の話だけど。朝日新聞が嫌いの俺から見たら、無作為してるのかどうかすらも疑ってしまうけど。内線番号にかけまくって朝日新聞社員2182人に聞きましたとかってね(笑)。さすがに社内調査でしたというオチはないか。まあ、とにかく外線はつかったということにしましょう。

そいでも、ちゃんと無作為抽出しようとしたって、ランダムサンプリングはすごく難しいってのが社会科学の常識だ。それはイデオロギーとかサヨクがどうのという問題ではなくて、イデオロギーとか関わっていない普通のデータとかでも無作為抽出を実現するのは困難なのだ。それが人間が絡んで、しかもイデオロギーとかが絡んでくるともっと困難になってしまう。まあ公平に言わせて貰えば、朝日に限ったことじゃなくて産経も毎日も、右派も左派も同様にね。それに調査する時間帯に電話に出る世帯という時点でデータに偏りがでるのではないかと思う。例えば電話を持っていない世帯とか、共稼ぎで昼間電話に出れないような世帯とかね。だから、どこまで世論とやらの意見を反映しているのかわからない。

さて、ようするに無作為抽出という調査方法に関して俺は懐疑的なのだが、この記事にはそれ以外にも問題点がある。それがデータの表示を簡略化しすぎているという点だ。データの内訳や質問事項が曖昧なので、調査そのものを疑ってかかってしまう。たとえば3000人のうち、年齢別にはどういうばらつきになっているかを明記せずに、外国人参政権では20代と30代は70パーセントが支持とか言われても、20歳の人3人のうち2人が「別に参政権あげても、いいんじゃねー」と言ったのか、それとも1000人のうち700人が賛成したか、わからない。無作為抽出しているはずの「朝日RDD方式」で選ばれたランダムな世帯が、果たして年齢別に均等なデータを提供できたのかは、はなはだ疑問だ。というか、無理だろう。だから、ランダムでないことは責めないが、せめて、20代は何人で、30代は何人でみたいなことは書くべきだろうと思う。もちろん記事を書くときに、このパーセント表示の加工されたデータを使うのはいい。ただ世論調査ー質問と回答という記事は加工されたデータではなく生データを公表する場なのだから、パーセント表示だけではなく、何人中何人という生データの数値を書くべきだ。そうでないと、この調査の価値を評価することができないし、ある意味嘘をついているとか世論操作をしていると言われても朝日新聞は反論できない。

ついでなので付け足すと、統計的な問題点ではなく、もっと根本的な問題として、情報が行き渡っていない状態での世論調査というものに関して懐疑的にならざるを得ないし、また世論調査で世論操作が行われる危険性があるように思う。そこらへんに関して、述べてみたい。

たとえば「外国人参政権」問題は、日本人にとって、とても重要な法案であり、感情論だけで決めていい問題ではない。ましてや日韓併合100年の記念になんていうのは論外だ。だから、この問題をマスコミが取り上げることはいいことだし、それによって議論され、また世論調査でどのような状況になっているかを知ることはいいことだろう。つまり、世論調査でこの問題を問いかけることはいいことだ。回答に「わからない」という項目がないのが、少し気になるが、調査すること自体には異論はない。ただし、それは質問する前に、世論が情報を偏り無く受け取っていて、その情報を元に、それぞれの個人が独立して考えた結果、得られた結論を世論調査という感じで発表すれば意味があるということであって、感情論でしか判断できない人たちに聞いても意味がない。

この「過不足無く情報を受け取って、他の人の影響を受けずに自分で考えた結果」というのは東浩紀がウェブ学会で話していた一般意思と全体意思の違いの議論と同じであると思う。数日前にこのブログでも紹介したが、ウェブ学会の様子はにこにこ動画にアップされている。

東浩紀、一般意思2.0を語る

この中で東さんは、全体意思ではなく一般意思が民主主義の根幹として人民の意見を反映しているとして、ではその一般意思はどのように形成されていくかということを、次のように説明している。「情報が十分に共有され、さらにコミュニケーションを介さないところで、最後に討議される状態」というようなことを言っている。で、ここで重要なことは情報が十分に共有され、さらにコミュニケーションを介さないというところだ。

まず情報が十分に共有されているかという点を考えたい。「外国人参政権」に関しての情報は、はたして十分与えられているのだろうか?確かにネット上ではいろいろな情報が行きかっている。新聞やテレビという媒体では、チャンネル桜や産経新聞などの保守系メディアを除けば、「外国人参政権」の情報はあまり流されていないような印象を受ける。つまり「外国人参政権」の何が問題なのかという反対派の意見や、「外国人参政権」が、なぜ必要なのかという賛成派の意見が知らされていないし、もっと言えば「外国人参政権」自体、あまり報道されていない。そもそも、この法案はほとんど議論する必要がない瑣末な問題というように印象操作がなされているような気がする。つまり、この法案に関して、ほとんど知らされていないのだ。特に賛成派はその傾向が強いような気がする。ただ、なんとなく、税金も払っていて、日本にいてくれているのに、かわいそうだから、地方参政権ぐらいあげようというような安っぽいヒューマニズムにもとづく感情論で判断しているとしか思えない。俺は「外国人参政権」には反対だが、日本人が「外国人参政権」に関しての情報を吟味して議論に議論を重ねて、それでも参政権を与えようというのならば、まだ許せる。しかし、今の状態で世論調査しても、まったく意味をなさないし、社会に知らせることのないまま、法案を通そうとする民主党やマスコミは、それだけで問題だと思う。

なぜ大きな問題として取り上げないのだろうか?日本人が知ったら問題になると考えているのだろうか?その点に関して疑問に思うのは、民主党が「外国人参政権」に関して、マニフェストから除外していた点である。なぜ除外したかというと、おそらく選挙で不利になると判断したからだろう。つまり民主党自身、この法案は日本人が賛成しないかもしれないと知っていたし、今も知っていると考えるのが自然だろう。では、日本人が反対するかも知れない、その法案を、この時期に、あえて通す理由はなんなのだろうか?もし日本人のために「外国人参政権」が必要だというのであれば、なぜそれを選挙前から訴えていかなかったのだろうか?選挙前から国際化した日本として「外国人参政権」が推進する必要があると、なぜ我々日本国民に訴えていかなかったのだろうか?とても不思議だ。逆に、もしその法案が選挙に不利になると民主党がわかっていて、なぜあえて今度の参院選まえに選挙に不利になるであろう法案を通そうとするのだろうか?いろいろと疑問がわいてくる。そして、そこらへんの疑問が膨らんでいって、ネットでの穿った見方が真実味を帯びてしまうのだろう。もしも民主党やサヨク系マスコミが本当に「外国人参政権」が日本人のために必要だと思うのであれば、まずわれわれ日本人にその必要性を訴えていくべきである。アジアの隣人とか、かわいそうなどという感情論に訴えたり、自称右翼が脅迫してきたという自作自演めいた記事を大々的に報道するだけではなく、もっと根本的に日本国民全体を納得させるような議論を展開するべきなのだ。説得できないのであれば、おとなしく法案を引っ込めるべきであろう。

さて「外国人参政権」から離れるが、さっきの一般意思の話に戻りたい。で、情報が共有されたとして、もう一つの要件はコミュニケーションの不在ということだった。どういうことだろうか?それは、他人の意見に左右されずに、自分の頭で考えて結論を出すということではないだろうか?
もしそうならば、世論調査というもの自体に問題を内在している可能性がある。なぜなら、「他の人は何を考えているのだろう」という感情から生まれてきた調査こそが世論調査だからだ。そこから他の人が賛成なら俺も賛成みたいな安易な考えが導き出されるのではないだろうか?コミュニケートすることによって真実が見えなくなってしまうから、すべての情報を得て、さらに他者とはコミュニケートせずに熟考することが必要なのではないだろうか?もちろん「集合知」というものは時に役に立つときがある。しかし衆愚政治を生む危険性もある。さっきの東さんの意見は、人間の理性に絶対の信頼を置いていたルソーの時代の意見だとは思うし、他の人の意見に耳を傾けることも必要であろう。しかし、「世論調査」には、そもそも「みんながこう考えているから、俺もそれでいいや」というところで思考停止してしまう危険性があると思うのだ。


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私は、保守主義のコミュニタリアンです。文化相対主義を追求するなら、すべての文化を尊重する保守主義しかないと信じています。ただリベラルと保守はある程度両立する概念だと思っているので、基本的にはリベラルでもあります。なので、自分としては中道右派ぐらいのつもりです。日本が好きです。時々右よりの発言をします。でも危ない人間ではありません。構造主義が好きなのですが、ポストモダンも好きです。あとマルクスも好きです。

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