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フェイスブックで人探し?

フェイスブックというSNS(ソーシャル・ネットワークキング・サービス)がある。日本のMixiみたいなもんだ(俺はミクシィに入ってないので、比較できないが、ミクシィのほうが長い文章をアップできるらしい。あと違うところは、フェイスブックが青でミクシィがオレンジってとこかな。まあ、いいや)。

で、俺もフェイスブックというものに数年前から入っていた。これはミクシィと違って、誰でも入会できるので、興味のある人は入会したらいいと思う。ただ知り合いがいないと、意味が無いのだが。。。まあ、友達を一人も作らずに、ゆえに誰も見ることができないので、独り言を延々とむなしくつぶやいてみるのも、ある意味いい経験になるのかもしれない。あとは、露出狂の気がある人とかは、自分の日々の生活を赤裸々につづって、(実際には見られないけど)見られる悦びを疑似体験して楽しんでみるとかね。改めて考えてみると、友達を作らなくても、いろいろ楽しみ方はありそうだ。。。

でも、やっぱり、フェイスブックに入ったらまず友達を探すのが普通だ。で、なにをするかというと、いろいろな情報交換をするわけ。今、なにをしているかとか、なにを考えているかとか、この映画が面白かったとか、あの店がおいしかったとか、クラスのテストが難しかったとか等だ。つまり学校とか、会社とかで、友達にばったり会ったときにしゃべるような軽いネタとかをしゃべるわけだ。で、ほかの人も、そういう呟きみたいのに答えたりしてくれる。他には、世界中に散らばってしまった友達と連絡も取れたりするし、これから離れ離れになってしまう友達とも連絡を絶やすことないというのもフェイスブックのもうひとつの重要な役目だ。

まあ、そういうわけで、フェイスブックの説明になってないような説明はこのへんにして本題に入りたい。今回フェイスブックを見ていてびっくりしたのは、フェイスブックというものではなく、その使い方にである。先日、おれは次のようなページを見かけた。
i've lost my true love!plz... help me find her!
フェイスブックには、もともとディスカッションをしたり、音楽や映画などの何かのファンの人たちが情報交換したりするために、グループとかが集まるページってのがあって、誰でもそのページを作ることができるんだけど、そういうページのひとつとして、この人探しのページが作られたようだ。で、どういう人探しかというと、インフォメーションのところに、次のように書かれている。

Hello to u all…I really need your help to find my true love…her name is XXX, I met her in the Dominican Republic, we both had volunteered in a place cold "Center Cultural Guanín" in the project " CHILDREN in Villa Mella ". We have met there 5 months ago and fell in love…unfortunately, one day, she had to leave. She only left me a note. In that note she just wrote that she loves me, and that she would tell me soon the reason for all that. Her email was also there! I didn’t know what to do with myself! I was also very curious, so I've decided to send her email the next day. But unbelievably…someone has stolen my bag with the note in there! So now the only thing I have from her is one photo! Plz help me find her.. Send it to your friends – maybe one of them could recognize her… plz…


(なお女の人の名前は苗字はなくて、下の名前だけなので、ここにのせても問題にはならないと思うけど、いちお名前はXXXにしておきます。フェイスブックの当該ページには名前が書かれています。)

読んでもらったらいいのだが、まあ、そこまでして読むような文章でもないし、とりあえず簡単に要約しちゃうと、ドミニカ共和国でボランティアに従事していた時、かわいい女の人と出会って、恋をしてしまった男の人(このページを作った男性)がいて、ある日、彼女は急に去ることになった。で、去り際に、愛してるというメモを残してくれて、ついでにメールアドレスも書いておいてくれたんだけど、彼がメールを送る前にメモと一緒にかばんが盗まれてしまったので、連絡がつかない。彼女を知っている人がいたら、教えてくれ。という感じで、その女の人の顔写真も一緒にアップされている。手がかりは、苗字を知らないので下の名前と顔写真だけというかんじだ。

おもしろいのは、こういうページを作ろうと考えた人がいることと、さらにこのページを作った人を励ます人がいることだ。俺が見た時点で、すでにグループに6600人近い人が入っていて、がんばれーみたいなメッセージから、もしかしたらこの人かもという情報とかが書き込まれている。俺はこのページを書いた男の人が真実を書いているのかどうかはわからない。そこまで害はないと信じたい。ただ話がちょっと胡散臭いってのもあるんだよね。出来すぎているって感じ?映画とかで、よくありそうな話だ。

もちろん、もし彼の言っていることが本当ならば、がんばって欲しいなとは思う。ただ、ちょっとだけ、疑問なのはドミニク共和国でボランティアをしていたとするなら、ちゃんと記録が残っているはずだし、その主催者に聞けば連絡ぐらいつけてくれるのではないだろうか?あと、俺も人類学のフィールド調査とかで太平洋の島とかに行っていたからわかるんだけど、こういう発展途上国にいったときは、現地の人と仲良くなって手紙のやり取りとかをすることが多い。写真とか撮ってあげて、後で送るよとか約束するしね。。。だから、彼女とすごく仲良くなった現地の女性とかがいてもおかしくない。彼も一緒にボランティアをしていたのなら、共通の友人とか、そうじゃなくても、友人の友人とかが彼女の友人とかになっている可能性が高いと思う。そういう人たちに聞けば、連絡先を知っている人を探すのは、そこまで大変ではないような気がする。少なくとも、フェイスブックにのせて、知っている人を探すよりかは、彼女の連絡先を知っている人に行き着く可能性が高いのではないかと思う。そう考えるいくと、ちょっと彼の言っていることが怪しいく聞こえて来てしまう。まあ、そこらへんは、俺にとってはどうでもいいことだし、彼の言っていることが本当なのかどうかなんて、俺にはわかりっこないのだから、これ以上詮索してもしょうがない。

ただ、この人がどうのとか、このページが本当かどうかという話ではなく、このようなページが作られて、それに同情して賛同する人が現れちゃうところに、ネットの怖いところがあるように思う。この人は運命の人に出会いたいという純粋なロマンチストなのか、それともタダのストーカーなのかということが判断できない。そういう時は、彼の事をよく知らない我々にとっては、彼の誹謗中傷をすることよりも、むしろ応援する可能性が高いと思う。なぜなら知らない人にとっては、自分の人格が疑われるような行為(ここでは、確固たる理由もなく彼を疑うような行為)よりも、無視を決め込むか、同情するという道を、自分のためにすると思うからだ。となると、結局、彼を応援するコメントしか残らないということになる。疑うよりも信じあうという心理状態はいいことだ。ただ、これによって、知らず知らずのうちに彼を助けてしまうことになりはしないだろうか?もしも彼がストーカーだった場合、そして、この女性が実は彼から逃げ出していたのだとしたら、どうなのだろうか?何も知らない大多数の好意的な人たちが彼の側に立つのである。そして状況を知らずに彼のつくり話を信じて、彼女の情報を教えてしまうことになるのかもしれない。これがネットではなくて目に見える場所での出来事だったら違った展開になる。もしも彼がストーカーで、彼女が怯えた目で助けを求めてきたら、おそらく彼女の側に立つだろう。少なくとも彼女の話を聞こうとするだろう。しかし、ネット上では彼の言動しか見えない。それ以外に判断材料がない。そして確固たる理由もなく、最初から彼を疑うことはしないだろう。だから優しい人ほど彼を信じざるを得ないのだ。

さらに状況を悪化させることは、ネットが世界中に繋がっているということだ。フェイスブックをしている人は世界中にいる。ネットワーク理論のスモールワールド現象というのによればあいだに平均して6人程度の人を挟めば、世界中の任意の2人は繋がってしまうという。まあ仮説らしいが、ただもしもこの世界が思っているよりもずっと小さいのであれば、フェイスブックで人探しをするという彼の行動はとても効果的と言うべきであって、と同時に、彼女にとっては悪夢になるのかもしれない。そしてそれは彼女だけの問題ではない。つまりネットを介した監視社会になってしまう可能性が高い。


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私は、保守主義のコミュニタリアンです。文化相対主義を追求するなら、すべての文化を尊重する保守主義しかないと信じています。ただリベラルと保守はある程度両立する概念だと思っているので、基本的にはリベラルでもあります。なので、自分としては中道右派ぐらいのつもりです。日本が好きです。時々右よりの発言をします。でも危ない人間ではありません。構造主義が好きなのですが、ポストモダンも好きです。あとマルクスも好きです。

専門は考古学です。地理情報システム(GIS)や統計学、空間分析、文化人類学(特に宗教人類学と経済人類学)、社会思想、進化考古学、景観考古学、人文地理学、数理生物、行動生態学などを勉強してきました。CRMや少数民族の文化復興運動についてもいろいろと考えています。最近はサブカルチャー特にオタク文化に興味があります。経済学は大の苦手です。

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