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キャラ化

 『キャラ化するニッポン』という本がある。まだ第一章しか読んでいないので、この本の批評とかをいうつもりはないのだが、この本のタイトルに触発されて、ここ半年ほど、キャラというものが気になっていた。実は、日本とアメリカ(といっても、オレゴンの一部地域だけの情報をもとにアメリカを論じているだけで、他の地域はほとんど知らないのだが)を比較すると、日本は圧倒的にキャラが多い。街中を歩いていると、可愛いキャラクターがあふれていることに気がつく。日本にいると慣れてしまってあまり気にならないのだが、アメリカにいったりすると、なんか物足りないなって感じてきて、よくよく考えるとキャラクターがほとんどいないということに気がつくのだ。

 キャラクターとは別にアニメキャラだけを指しているわけではない。まあ日本だとだいたい漫画っぽいタッチの絵なんだけど、とりあえず可愛いキャラクターと考えて欲しい。日本で不思議なのは、キャラクターとはほとんど関係のないお店の窓とかに意味もなくキャラクターの絵が描かれていたりする。アメリカだとキャラクターというよりも、ただ何かがいるというぐらいのレベルだと思う。例えばかわいくもないただの木の牛がステーキ屋の前にいるとか、でかいハンバーガーの模型がハンバーガー屋の上においてあるとかね。大学の町だったら、大学のマスコットキャラとかはあふれているかもしれないが、それ以上のキャラというのは、あまりいないと思う。何かの本に書かれていたのだが、日本の文房具にはキャラクターの絵が多いという。たしかに、アメリカの文房具はキャラ不在だ。メモ帳やノート類は無地が基本だし、シャーペンなどもシンプルなものしかない。少なくとも大人用でかわいい文房具というのは、ほとんどないというか皆無なのではないだろうか。

 昨日、近くの神社に行ったときに驚いたのは恵比寿神社の入り口に恵比寿さんの可愛いキャラクターが描かれた旗がなびいていたことだ。キリスト教で、このようなキャラ化が行われているのかどうかは定かではないが(セイントのキャラとかはいるのかもしれないが俺は知らない)、神様を可愛いキャラクターにしてしまったのは日本だけではないかなって思うと非常に興味深い。観光地に行くとキャラ化された神様ってのはいるかもしれない。例えば、お土産用にハワイの神様とかが可愛くなったキーホルダーとはが売られていたような気がする。ただ、あれはキリスト教に改宗させられてしまってハワイの神様とは距離を置いてしまっているハワイアンや白人が作り上げているのであって、いまだ恵比寿様の御利益にすがろうとしている日本の状況とは違うと思う。現役の神様を可愛くしてしまって、下手したらバチとかあたるかもしれない。

 世界的に人気のあるキャラといえば、冒頭の本でも取り上げられているようだが、キティちゃんが有名だ。なんかハワイ大学の先生がオレゴン大学に来てキティちゃんの発表をしていたみたいだから、そういう研究も盛んになっているみたいだけど、それでもやっぱり日本とアメリカはキャラが違うような感じがするんだよね。キティちゃんは韓国や台湾・中国などアジア系の女の子に人気があるみたいだけど、アメリカ人でも日本語のクラスの教え子とかってキティちゃんとか普通に好きだった学生もいるみたいだし、キティちゃんにかぎらず「かわいい」という単語をすぐに使いたがっていた。「可愛い」ものがすきなのかどうかは別にして、「かわいい」という概念は気に入っていたのかもしれない。そこらへんは、ちゃんと聞かなかったのでよくはしらないが、「可愛い」という単語は教室のなかでよく聞こえてきていたので、その単語を使うアメリカ人が多いことは確かだ。

 可愛いキャラといえば、アメリカのキャラは、はっきり言ってセンスないのが多い。なんか可愛くない。ただ動物系のキャラは逆にアメリカの方がレベルが高いような気がする。動物のキャラってデザインとかでも可愛いのが多いよね。ぬいぐるみも中国から輸入した安物はだめだめだけど、ちょっと高級なのはすごく可愛く出来ている。動物園のギフトショップとかに行ったら、リアルさを残しながら、それでも可愛いというぬいぐるみなどもある。デフォルメされた動物系のアニメキャラもアメリカは強いだろう。トムとジェリーにしろ、ディズニーにしろ、ワーナー・ブラザーズのキャラにしろ。ただ人間のキャラになると、とたんに可愛くなくなってしまうんだよね。ディズニーキャラも動物系は可愛いのに、人間系はすべてリアルっぽさを強調してしまっていて、可愛いとは違うような気がする。まあ綺麗とかセクシーってのは当てはまるキャラもいるけど、全般的に可愛い系ではない。日本の漫画・アニメとアメリカのリアル系アニメの違いなんだろうか?

 そういえば、最近、寺沢武一の『コブラ』という漫画をぱらぱらって読んだんだけど、その中で面白い絵があった。『コブラ』ってのはアメコミ風の絵が特徴で、女の人は胸がでかくてセクシーな衣装しか着ていないという、男のロマンみたいな漫画なんだけど、ちなみに中学のときにその漫画がかっこいいから読んでいたら、エロ漫画と間違われて、お袋にあきれられた。まあそんな感じの絵なんだけど、話は結構しっかりしている。ただ、登場人物の台詞がキザなとことかは、やっぱアメリカ的かなとは思うけどね。まあ、ようするに話の内容も絵も全部アメコミ風って感じで、日本の漫画とは微妙に違うのだ。

 その『コブラ』だけど、ぱらぱらって見ていたら、魔女が出てきている回があった(と思う。なんか今ネットで調べたら探せないけど、昨日見かけたのです。もし勘違いだったら、すいません)。他の回でファンタジー系の物語も『コブラ』にはあるので、別にハロウィンの仮装に出てくるような魔女が出てきても別に違和感はないんだけど、その回だけはどっか『コブラ』と違うんだよね。その理由は魔女が可愛すぎるってことなんだと思う。なんか『コブラ』の絵と萌え系の魔女の絵がうまく融合できていないわけ。そのとき思ったのは、可愛い系の絵というのはアメコミ風にはならないんだなってことだった。それは読者がどちらが好きという話ではない。可愛い魔女が出てきても可笑しくない絵の漫画では魔女は可愛いねで受け入れられるんだけど、アメコミ風では可愛いというキャラクターが浮いてしまう。それだけの事なんだろうと思う。でも、考えようによっちゃ、不思議な事だ。アメコミの絵ではなぜ可愛いキャラがういてしまうのか?上手く融合させることは可能なのか?そのあたりを考えながら、今夜もアニメを見ようと思う(←アニメばかり見てないで、勉強しろ>俺)

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私は、保守主義のコミュニタリアンです。文化相対主義を追求するなら、すべての文化を尊重する保守主義しかないと信じています。ただリベラルと保守はある程度両立する概念だと思っているので、基本的にはリベラルでもあります。なので、自分としては中道右派ぐらいのつもりです。日本が好きです。時々右よりの発言をします。でも危ない人間ではありません。構造主義が好きなのですが、ポストモダンも好きです。あとマルクスも好きです。

専門は考古学です。地理情報システム(GIS)や統計学、空間分析、文化人類学(特に宗教人類学と経済人類学)、社会思想、進化考古学、景観考古学、人文地理学、数理生物、行動生態学などを勉強してきました。CRMや少数民族の文化復興運動についてもいろいろと考えています。最近はサブカルチャー特にオタク文化に興味があります。経済学は大の苦手です。

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