スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

夢を持つことは必要か?

 今日から『現代広告の読み方』という本を読み始めた。ブックオフで100円で買った本だ。最近、ネットの発達とかグーグルとか自費出版とかネットビジネスの展望とか、まあそっち方面に関連した本を何冊か読んでいたんだけど、そのあたりから広告というものにちょっとだけ興味が出てきたので、この本を読もうと思ったのだ。

 で、前書きの一ページ目を開いたら、なんかすごく読みづらい文章で早くも挫折しそうになった。なんとか頑張って前書きを読み終わり、やっと本編に入る。本編の方はすこし読みやすいが、やっぱり内容がつまらない。と思いながら、少し我慢して2ページほど読んでいたら、次のような文章が出てきた。

「人間はみな、なりたいものになる権利がある」。<アメリカンドリーム>が象徴する、素晴らしい民主主義の理想。だがその理想には罠が仕掛けられている。「なりたいもの」になろうとしないことが許されないことになり、それが強迫観念になって、昔だったらそんな夢を描かなくてもよかった庶民までを責め苛むという罠だ。「なりたいものなど別にない」などと思うことは許されない。親や先生から非難され、その時点で「お前は落ちこぼれだ」と宣言されることになってしまう。半端な反抗では自己を守ることはできなくなる。という不条理に対抗する方法はただ一つ、居直って自分から「落ちこぼれ」になることだけだ。
(『現代広告の読み方』 15ページ)


 これは昔から俺が言いたかったことだ。近代社会は職業選択の自由が認められている素晴らしい世界だと能天気に喜んでいる人たちがいるが、実際のところ、世襲制で先祖代々同じ職業をしていくほうがよっぽど幸せなのではないかと、今の不況の時代などはとくに思ってしまうのだ。

 そう言いながらも、俺も昔は夢を持っていたし、夢を持つことは素晴らしいことだと思っていた。今でもそう思っているし、夢を持ってがんばっている人は好きだ。一昔前、「僕の夢は将来が安定している公務員になることです」と小学生が言うんだとかテレビを騒がせたような気がするが、子供のころから夢がないのは何だかなとは思ってしまう。

 ただ夢を追いかけないといけないというような風潮は、夢を断念しないといけない段階になって、人生の落後者みたいな劣等感を感じないといけなくなってくるだろう。しかも夢を叶えて人生に成功する人なんてごく少数なわけだし、大多数の人は、多かれ少なかれ、人生のどっかで、夢を諦めたか、ある程度妥協したかなんだと思う。

 そもそも幸せなんて出世することだけじゃないんだし、夢を叶えることや金持ちになることでもない。普通に生きることが幸せなんじゃないかと、夢も希望もなくなりかけた今の俺とかはとくにそう思うわけ。つまり人生の成功は成功することじゃなくて、自分の人生を成功したと感じられることなんじゃないかと思ったのだ。決して今の自分の悲惨な状況を自己弁護しているわけではない(笑)。まあ、このような考えは今に始まったことじゃなくて、6、7年前から持っていたんだけどね。

 で、今日この本を読んでいたら、俺が長いこと言いたいけどうまく言えなかったことを、上手に表現してくれていたので、なんかすごく感激して、感激しながら半分ぐらい一気に読んだら、結構面白い本だった。10ページ目ぐらいからは文章もこなれたわかりやすい文章になっているし、内容も面白いので、この本はおすすめです。それにしても、最近は面白い本に当たりまくっている。『フリーペーパーの衝撃』、『アーキテクチャの生態系』、『グーグル』、『電子書籍の衝撃』など。内容を忘れてしまうまえにレビューを書いて頭の中に定着させなければ。。。


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

スポンサードリンク
最新記事
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

kemmaarch

Author:kemmaarch
右よりの内容ですが、もう一つブログを書いています。右よりの話でも大丈夫な人や日本が好きな人はいちど覗いてみてください。
保守主義のすすめ

私は、保守主義のコミュニタリアンです。文化相対主義を追求するなら、すべての文化を尊重する保守主義しかないと信じています。ただリベラルと保守はある程度両立する概念だと思っているので、基本的にはリベラルでもあります。なので、自分としては中道右派ぐらいのつもりです。日本が好きです。時々右よりの発言をします。でも危ない人間ではありません。構造主義が好きなのですが、ポストモダンも好きです。あとマルクスも好きです。

専門は考古学です。地理情報システム(GIS)や統計学、空間分析、文化人類学(特に宗教人類学と経済人類学)、社会思想、進化考古学、景観考古学、人文地理学、数理生物、行動生態学などを勉強してきました。CRMや少数民族の文化復興運動についてもいろいろと考えています。最近はサブカルチャー特にオタク文化に興味があります。経済学は大の苦手です。

本や映画の感想はアマゾン・レビューにも書いています。ぜひ遊びに来てください。
アマゾン・レビュー
はてなブックマーク

ツイッター(Kemmaarch)
検索フォーム
ブログ・ランキング
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
フリーエリア
リンク
RSSリンクの表示
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QRコード
スポンサードリンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。