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ウェブ社会論について思うこと

最近、ウェブで金儲けでもできないかなと、単純な気持ちでウェブ関連の本をいくつか読んでいた。

ブックオフで買う古本がメインなので、ちょっと古いのだが、まあ、そこは考えなかったことにしよう。

とりあえず、軽めの本を何冊か読んだ程度だし、ネタは古いし、ということで、なにか新しいビジネスチャンスなどというものが閃くわけでも当然なく、本を買ったがゆえに、さらに貧乏になってしまった自分に会えただけだった。

まあ、それでも、一つだけ気になったことがあったので、後世のために、書きしるしておきたい。

俺が読んだのはウェブ2.0とかのネタだったのだが、どうもほとんどの人はウェブを新時代だと信じ、そこに新しい可能性があるということを説得しようとしているように思われた。しかも、情報の共有やオープンソースの普及など、ばら色の社会が待っているような本が多かった。

コンピューター関連の仕事をしている人たちが、希望に満ちているのはわかった。
新しいベンチャービジネスもいろいろ試せて楽しいであろう。
しかもお金が儲かる。
で、貧乏な俺からみたら、相当ひがみとかが入ってしまうのだが、それは、言われる前に認めておこう。はっきり言って俺はひがんでる。しかし、私にはもう一つ心配なことがあるのだよ。

それは、彼らが社会論とか文明論なるものを語っていることだ。新しいビジネスを語るのはいい。これからの夢を語るのもいい。しかし、コンピューターの技術屋さんが天下・国家を語っていいのだろうか?と心配になる。

もちろん、科学者が社会について語ってはいけないといっているのではない。語るのは勝手だ。それに科学者だって社会とか文化を深く理解している人は多い。反対に文系の人だって、単純馬鹿はいっぱいいる。だから、普通は、科学者が何を語ろうが、俺はそこまで神経質にはならない。

ただ、今回は話が違う。俺が神経質になっているのは、コンピュータ関連の人間が社会を語っているからだ。社会を大きく変革する力がコンピューターやウェブにはある。そして、それらをコントロールしているのが、彼ら、コンピューターのエキスパート集団であろう。だから彼らのビジョンは社会に大きく影響を及ぼすだろうし、現に及ぼしてしまっている。

もちろん、彼らが社会というものを、深く考えているんだったら問題ない。しかし、俺が読んだ本の著者たちは、残念な事に、考えがあまり深くない。というか、資本主義と民主主義を前提にした、すごく軽い議論でしかないように見えてしまう。

例えば、情報の独占を打開するウェブの到来は革命に近いものだという考え。
ウェブでのビジネスは発展途上国の人にもビジネスチャンスをもたらす、つまり富の配分が平等になるという安直な考え。
などなど。
一見、正論ばかりのようだが、グローバリズムやリバタリアニズムを肯定する風潮があるのではないだろうか。そこに反権力とかの安っぽい正義感をくっつけたに過ぎないのではないか?
何かの本に書いてあったのだが、シリコンバレーではスターウォーズ好きの人たちが多いとか。。。。
スターウォーズといったら、愛と自由と民主主義が絶対善と信じちゃっている単純なお馬鹿さんの映画なのだが。。。

そのような人たちが今、社会を大きく変える最前線にいるわけよ。
しかも、社会のために俺たちはがんばっているんだという、すっごい自信に満ちちゃっているみたい。
もちろん、彼らは善意で社会を変革しようとしている。だから文句は言いたくない。
それに、文系だからって正しいこと言ってるのかといえば、そうじゃない。学生運動や共産革命なんて、どう見ても胡散臭い研究者ってのも多いわけだし、机上の空論が好きなのも問題だ。
ただ、学生運動やメディアの世論操作などは負け犬の遠吠えみたく、影響力があまり無い。
一方、IT関連の人たちの影響は、本当に計り知れないと思う。
ついでに成功した人たちはエリートになっていくだろう。こういう人たちに社会のエリート層を任せられるのか?と、ウェブに関する本とかを読んでいて、凄く不安になってしまったのです。つまり、社会を変えてしまう力を持ってしまっているがゆえに、もっと慎重になってほしいのです。

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私は、保守主義のコミュニタリアンです。文化相対主義を追求するなら、すべての文化を尊重する保守主義しかないと信じています。ただリベラルと保守はある程度両立する概念だと思っているので、基本的にはリベラルでもあります。なので、自分としては中道右派ぐらいのつもりです。日本が好きです。時々右よりの発言をします。でも危ない人間ではありません。構造主義が好きなのですが、ポストモダンも好きです。あとマルクスも好きです。

専門は考古学です。地理情報システム(GIS)や統計学、空間分析、文化人類学(特に宗教人類学と経済人類学)、社会思想、進化考古学、景観考古学、人文地理学、数理生物、行動生態学などを勉強してきました。CRMや少数民族の文化復興運動についてもいろいろと考えています。最近はサブカルチャー特にオタク文化に興味があります。経済学は大の苦手です。

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