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K-20を見た

やっぱり、こういうとこに書き込むなら、話題になっている映画を書くべきだろうということで、最近見た「K-20」についてお話しよう(←なんか偉そうな俺)。

K-20。最初名前を見たときはロシア製ライフルのAK-47と何か関係があるのだろうと固く信じていたわけだが、映画を見る限りあまり関係ない模様。まあ、暗号か何かだろうぐらいで映画を見ていて、はっと気がついた。怪人20面相の「怪人」のイニシャルとってK-20ね。俺って頭よくね?と自画自賛。大発見した喜びを分かち合いたくて、友達に教えてやったら、最初からみんな知ってたよ、と言われた。

そういうわけで、K-20なのだが、監督は佐藤嗣麻子。確かイギリスに留学していて10年ぐらい前に帰ってきたんだっけ?珍しく監督の話を書いてしまったのには理由がある。俺は基本的にあまり監督とかの名前を知らないのだが、この監督が撮ったエコエコアザラクをいう作品が大のお気に入りで、しかもイギリス帰りの女監督ということで、名前だけ知っていたわけです。ということで、この監督は結構気に入っていたので、K-20も期待してみたわけなのだよ。

で、とりあえず、この映画。時代設定としては、アメリカ・イギリスと戦うことなく太平洋戦争をうまく回避した世界の1950年ごろの話。そのころ町をにぎわせていた怪人20面相と明智小五郎の対決にサーカス団の花形スターと明智の婚約者が加わって、皆で怪人20面相と対決するという話です。まあ、基本的に恋愛+アクション+ちょっと漫画チックでレトロっぽいファンタジーてな感じ。

まあ、全体的な感想としては、普通かな。可もなく不可もなく。
面白くないわけではない。普通に楽しいよ。
冒険活劇っぽい映画として。
恋愛映画としてもいいんじゃない。
松たか子が「飛っべー!」とか言うシーンはアニメっぽくて好きだし。松たか子が演じるお嬢様は、仕草が天然入っててかわいかった。ここらへんもアニメの影響かなーと思う。
全体的にはレトロな感じが出てていいと思う。怪人20面相とか明智小五郎はやっぱ昭和初期が時代設定だけど、明治っぽいレトロな雰囲気ないとよくないし。だから、小説の雰囲気を出していたってとこには、100点あげたい。
なんだけど、全体的には、まあこんな感じかなという程度で、心に残る作品ではなかった。最後のオチも、なんとなく予想範囲内だしねー。

ただし、一つだけ許せないことがある。
それは、太平洋戦争が起きなかった、もう一つの世界の話という設定にしたところだ。
俺には、そうせざるをえなかった理由がいまいちわからない。

1940年代か1950年代を舞台にして、しかも階層化社会をテーマにしたいために、戦争が起こらずに階層化社会を引きずっていた世界という風に持っていきたかったのだろうか?
もしそうならば、浅はかだといわざるをえない。
まるで「ロストメモリーズ」なみに浅はかな時代設定である。そういえば、「ロストメモリーズ」にも仲村トオルが出ていたような。。。
まあ、ロストメモリーズは日韓合作だとしても、韓国サイドのステレオタイプ丸出しの日本人観だったから、相当あきれたが、そんなもんだろぐらいにしか思わなかった。
しかし、K-20は日本映画である。文句の一つも言いたくなるだろう。

こうも戦前を絶対悪に持っていく日本人の卑しい考えには本当に腹が立つ。
なぜ、戦前を悪いイメージでしか見れないのだろうか。別に戦前が輝いていたなんていうつもりはない。ただし、軍部に抑圧された暗黒の時代だったというのも間違いだと思う。
戦後アメリカが日本国民を解放してくれたという解放史観なのか封建制度を前近代的として排除しようとした進歩史観やマルクス史観なのかはわからないが、どうも戦前=虐げられた暗黒時代と信じちゃっている、単純な人たちが時々現れる。キャシャーンもそうだった。
もう少し勉強しようよ、映画は歴史教育以上に影響力あるんだから。と言いたくなる。

特に、俺はこの監督を気に入っていたので、そういう安易な考えで安っぽい時代設定の映画を作って欲しくなかった。別にK-20でパラレルワールドを出す必要性はあまり無かったんだし。普通に大正時代ぐらいを舞台にしておけばよかったのではないか?と思う。

ということで、時代設定とかが気に入らなかったのも、いまいちこの映画が好きになれない理由なのかもしれない。これよりかは、エコエコアザラクシリーズのほうがいいです。まったくジャンルは違うけど。

特にエコエコアザラク2は最高です。エコエコアザラク2ってのは、エコエコアザラクの黒井ミサが魔女になる前の平凡な女子高生してたときの話なのだが、そこらへんは別にこの映画のポイントではない。
この映画のポイントは、病で死んでしまった妻を生き返らせようとして、悪魔を召還してしまい、それが原因で、村は壊滅し、黒井ミサと会わなくてはいけなくなった孤独な男のお話なのです。

決して、

孤独な30男と女子高生が恋に落ちる

という部分に反応しているわけではなくて、この孤独な男がいい味出しているのよ。まあ、黒井ミサとの関係も泣けてくるんだけど。
そう、エコエコアザラク2は愛と孤独の悲しい物語。

とにかく、K-20を見るぐらいだったら

エコエコアザラク2を見よう!

以上でーす。

(↑キモ)

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私は、保守主義のコミュニタリアンです。文化相対主義を追求するなら、すべての文化を尊重する保守主義しかないと信じています。ただリベラルと保守はある程度両立する概念だと思っているので、基本的にはリベラルでもあります。なので、自分としては中道右派ぐらいのつもりです。日本が好きです。時々右よりの発言をします。でも危ない人間ではありません。構造主義が好きなのですが、ポストモダンも好きです。あとマルクスも好きです。

専門は考古学です。地理情報システム(GIS)や統計学、空間分析、文化人類学(特に宗教人類学と経済人類学)、社会思想、進化考古学、景観考古学、人文地理学、数理生物、行動生態学などを勉強してきました。CRMや少数民族の文化復興運動についてもいろいろと考えています。最近はサブカルチャー特にオタク文化に興味があります。経済学は大の苦手です。

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