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最近ニーチェが流行ってるねー

今日、コンビニですごい本を発見!

それがこれ↓



最近哲学とか現代思想が静かなブームだって言うし、「超訳ニーチェの言葉」が「もしドラ」の次ぐらいに売れていたみたいだから、あの別冊宝島がニーチェを放っておくはずないとは思っていたけど、まさかマンガと図解でニーチェを読み解いちゃうとは。しかもコンビニにニーチェとかって、日本以外じゃありえない気がする。。。まあ、ニコ生で国会中継までネタにしちゃうお国柄だから、哲学がネタになっても不思議じゃないって言えば不思議じゃないんだけどね。日本のサブカル恐るべしってとこかなー。

まあ、そういうことで、パラパラっと中をみたら、結構真面目に書かれているので驚いた。女子大生が主人公のマンガが数ページあって、そのあとに、数ページにわたってニーチェの考えを説明して、またマンガがあってみたいな感じの本だった。しょっぱなから遠近法的思考とか解釈とか価値観とか説明してるし。内容はいい感じ。

この本のテーマは生の哲学ということで、小さなこと(本人にしてみれば人生が終わってしまうぐらい大問題なんだけど)に悩んでいる現代人たちのためにニーチェの教えがどういう風に役に立つかというようなことが書かれている。例えば、一部抜粋してみると、

 ・・・自分の人生を苦しくしている人は珍しくない。「本当の自分」なるものがあるはずだと考えて、自分探しや自己啓発に励む人のことだ。
 そういう人たちの思考は、いまの自分を否定することから始まっている。今の自分の感じ方や考え方、能力を受け入れず、「本当の自分はもっとできるはずだ」と考える。だから窮屈で苦しくなってしまうのだ。
 「理想的な自分」という考え方も遠近法的な見方の一つにすぎない。満たされた人生のためには、世界のとらえ方を変えることが必要だ。そのためにニーチェの哲学は一つの大きな参考になるはずだ。
(49ページ)



と、こんな感じだ。ちょっと前にこのブログでも書いたが、要は心の持ちようだということだ。この本がそのような悩みをかかえている現代人を対象に書かれていることは評価すべきだろう。もし私が同じような悩みを相談されたら、この本と同じようなことを話すつもりだし、そのような説得の仕方が一番的を射ていると思っている。現代人の悩みの多くは、家族や自分の期待が大きすぎることから、無理をしすぎていることに起因している。無理をする必要はない。もっと自然に生きればいい。そもそも、この世の中には意味なんてものはない。もちろんほとんどの人は意味のない世界に生きられるほど強くはないだろう。しかし、世界に意味を与えているのが人間だということは、そのような意味づけを我々がどうにでも変えられるということだ。つまり、そんなものに縛られる必要はないのだ。窮屈なら、それを変えてしまえばいい。それだけのことだ。この本を読むと、そういうことがわかってくる。そのような思考法は心の負担を取り除き、もっと人生を楽しく生きる術を教えてくれるだろう。多様な価値観を尊重し、人間らしい生活を取り戻すことができるようになる。すばらしいことだ。

ただし、一つだけ心配なこともある。ニーチェは右派にも左派にも好かれるほど、さまざまな解釈の仕方があるという話しを聞いたことがあるので、ニーチェの問題というよりも、ニーチェの思想を解釈する我々に問題があるのかもしれないが、ニーチェの思想を突き詰めていくと、自己中心的な人間達が量産されていくことに繋がらないかという危惧である。もちろんニーチェを本格的に勉強している人たちは問題ないだろう。しかしコンビニに置かれるような軽めの本でマンガをまじえて「自分の欲望を認めよう」とか「自分が一番。そこから生まれた価値観を大切にしよう」とか書かれていると、それを読んだ一部の人たちがニーチェの言葉を曲解して、刹那的な快楽に溺れる人生を選んでしまわないだろうか?またモンスターペアレンツやクレーマーなど最近日本で話題になる非常識で自己中心的な人たちがニーチェの教えの影響で増えちゃうのも困る。そういうことを考えると、この手の本が出回るのは少し不安かな。

でも、やっぱり多くの人に読んで欲しい一冊だけどね。特に自分の頑張りが足りないからだと自分を責め続けて悩んでいる人は、これを読んでもっと楽しい生きかたを見つけてほしい。。。つーか、人の心配してる暇があったら自分の心配しろよ>俺。



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私は、保守主義のコミュニタリアンです。文化相対主義を追求するなら、すべての文化を尊重する保守主義しかないと信じています。ただリベラルと保守はある程度両立する概念だと思っているので、基本的にはリベラルでもあります。なので、自分としては中道右派ぐらいのつもりです。日本が好きです。時々右よりの発言をします。でも危ない人間ではありません。構造主義が好きなのですが、ポストモダンも好きです。あとマルクスも好きです。

専門は考古学です。地理情報システム(GIS)や統計学、空間分析、文化人類学(特に宗教人類学と経済人類学)、社会思想、進化考古学、景観考古学、人文地理学、数理生物、行動生態学などを勉強してきました。CRMや少数民族の文化復興運動についてもいろいろと考えています。最近はサブカルチャー特にオタク文化に興味があります。経済学は大の苦手です。

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