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ライトノベルとケータイ小説2:二つのサブカルチャー

3日前にブログを書き始めた。
もともとブログを書きたいと思いながら、数年が経過してしまい、いつまでたっても書けないでいる自分に嫌気がさしてきたので、とりあえず書き始めてみた。

最近読んだ『動物化するポストモダン』という本をもとにして、ライトノベルを支えているオタク文化の特異性を述べるつもりでいた。
この本の著者の東浩紀氏によると、オタク文化の消費行動とは、それまでの大きな物語を求める物語消費ではなく、大きな非物語から任意に抽出された要素の組み合わせから作り出された小さな物語の消費行動なのだという。彼はそのような消費行動をデータベース型消費と名づけている。

このように組み合わされた要素群の一つに萌え要素と呼ばれるものがある。
萌えキャラと呼ばれる独特のキャラクターは、萌えキャラクターを要素に還元したデータベースから抽出された萌え要素(例えば猫耳、メイド服、しっぽなど)の組み合わせから成り立っているという。なお、東氏によると、「デ・ジ・キャラット」というキャラクターが、このような組み合わせの好例なのだそうだ。

(「デ・ジ・キャラット」というものは存在すら知らなかったが、検索したら興味ぶかいページに行けたので、知らない人はここをクリックしてね。個人的には、このページの右側の魔女の方が好きかなー。ちなみに長年、人類学を研究してきた結果、世界中の男は魔女のコスプレが一番好きだというのが俺の持論なんだけど、それはハロウィンのときにでも語らせて貰います。あ、でもサンタのコスプレも捨てがたいかなー。あ、それとチャイナドレスと。いや巫女さんが一番か?。。。。。。俺の変態チックな好みにはまったく興味がないって?まあ、いいや)

で、話をもとに戻そう。要素の組み合わせといってもわかりづらいので、もう少しわかりやすく言うと、例えば、猫耳というものを持つキャラクターが萌えキャラとして認知されると集合知のデータベースのようなものに登録され(データベースと書いているが、そのようなDBがあるというわけではなく、そのような感じで多くの人たちに共有されるということである)、その後、キャラクターの顔や体全体ではなく、猫耳という要素だけが他のキャラクターに流用されるようになるといった具合である。このとき注目すべき点は、オリジナルの猫耳を持ったキャラクターの性質は失われていることである。猫耳という要素だけが、全体の文脈から切り離され、受け継がれていくのである。

このようにキャラクターの性質を無視して、キャラクターの一部分の要素だけが流用されるということは、大きな物語(世界観や歴史観)を背後にもっている従来の物語消費では起こりえない現象なのである。(なお、要素に還元され、データベースに蓄えられる要素群はキャラクターや萌え要素だけに限らない)

さて、前回述べたように、ライトノベルはストーリーよりも魅力的なキャラクターを重視する。
これは、このような独特の消費行動に支えられているからであろう。
そして、この点において、人生に意味を持たせる救済の物語としてのケータイ小説と大きく違うのである。

こんな感じのことを書くつもりでいた。

しかし甘かった。

軽い気持ちでブログを書きはじめてしまったが、『動物化するポストモダン』を読み直したら、勘違いもいろいろあるし、しかも『ゲーム的リアリズムの誕生』という本も読まないといけないと思うようになったりと、とにかくオタクの消費文化ということだけでも奥が深すぎた。
さらにケータイ小説に関しても、他に調べることが出てきてしまった。
加えて、自分の意見が今のところまったくないということも問題であった。というか、全部本に書いてあることの受け売りにしかなっていない。まあ、この点に関しては、研究論文ではなくて、ブログなのだから、許されるのかもしれないが。

とにかく、今は自分の不勉強を痛感しているところだ。
そもそもライトノベルもケータイ小説も読んだことがない俺にとっては荷が重すぎたというか、奥が深かったというか。
何か書くなら、もう少し、勉強してからではないと、自分の意見もまとまらないということに、今、気がついた。
ということで、言い訳ばかり書いてないで、もう少し勉強しようと決意した私なのであった(←何も書けなかったくせに、なぜか、ちょっと偉そうな俺)。


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私は、保守主義のコミュニタリアンです。文化相対主義を追求するなら、すべての文化を尊重する保守主義しかないと信じています。ただリベラルと保守はある程度両立する概念だと思っているので、基本的にはリベラルでもあります。なので、自分としては中道右派ぐらいのつもりです。日本が好きです。時々右よりの発言をします。でも危ない人間ではありません。構造主義が好きなのですが、ポストモダンも好きです。あとマルクスも好きです。

専門は考古学です。地理情報システム(GIS)や統計学、空間分析、文化人類学(特に宗教人類学と経済人類学)、社会思想、進化考古学、景観考古学、人文地理学、数理生物、行動生態学などを勉強してきました。CRMや少数民族の文化復興運動についてもいろいろと考えています。最近はサブカルチャー特にオタク文化に興味があります。経済学は大の苦手です。

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